ARENAで送受信したメールデータやアドレスリストのデータなどは、Finder上では、ユーザー別に単一のフォルダに保存されています。ですから、そのフォルダのコピーを定期的に取っておけば、ARENAの環境を簡単にバックアップすることができ、ハードディスクのクラッシュなど万一の事態に備えることができます。
ARENAのアプリケーションがあるフォルダ
└─Users
└─Main(などユーザー名の付いたフォルダ)
※ユーザーが1人しか設定されていない場合には、「Main」という名前のフォルダの中にデータが保存されます。複数のユーザーを設定している場合には、「Users」フォルダの中に、ユーザーの数だけフォルダができます。
・バックアップのレストア
バックアップしたデータを元に戻す(レストアする)には、バックアップしておいたUsersフォルダの中のユーザー別フォルダを、もう一度Usersフォルダ内に戻します。これでバックアップした時点での環境に戻すことができます。
・別のコンピューターに環境を移す
上記と同じ理屈で、別のコンピューターに環境を簡単に移動することができます。Usersフォルダの中にある、ユーザー別のフォルダを、まるごと別のコンピューターに移動するだけで、そのユーザーの環境をそのまま移動できます。
・添付データの保管場所
通常、上記のユーザー別フォルダ内には、添付ファイルのデータは含まれません。ARENAは、デフォルトでは、ARENAのアプリケーションと同じ階層にある「Attachments」フォルダに添付データを復元して自動的に保存し、メール内から添付データを削除します。ですから、バックアップ時に添付データも併せてバックアップしたいなら、Attachmentsフォルダもバックアップするか、添付データをメールボックス内に保持するように設定しておく必要があります。
添付データの保管場所に関する詳細は、「基本の操作-1」のセクションの「添付ファイルの受信」のページをご覧ください。